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【7/29城泊による歴史的資源の活用セミナー】お城のある地域の皆様へ~お城の持続性を高める取組“城泊”~

みなさんこんにちは。城泊専門家派遣事業事務局です。
この度、観光庁は「城泊による歴史的資源の活用セミナー」を7月29日(金)に開催いたします。

この記事は、少し先出しして、セミナーの見所や先に見ておいていただけるときっと良い情報などご紹介していきます! 
当日のセミナーでは、セミナー参加者限定で、城泊に取り組む際の「課題とその解決策」「官民連携の役割・在り方」「地域への波及効果」など実践地域だからこそ見えてきたポイントをご紹介していきます。

この記事は、次の方向けです!

城等歴史的資源の維持・保全に不安を感じている自治体等のご担当者
城等歴史的資源を活かして地域を盛り上げたいと思っている方
のみならず
・城×地方創生にご興味のある方
・観光まちづくりや歴史的資源の活用に興味のある方

ご興味のある方は最後まで是非読んでください!

記事のタイトルを読んで興味は湧いたものの、まずは城泊や歴史的資源を活用した観光まちづくりの基本的なことを知りたい!という方はこちらの取組概要記事をお読みください。


1.セミナー参加者だけが得られる3つのこと


今回開催される城泊セミナーですが、

なんとトークセッション登壇者には、城泊を実践されている官・民双方のスペシャリストをお呼びしています!!!

・株式会社バリューマネジメント代表取締役・内閣官房 歴史的資源を活用した観光まちづくり 専門家会議構成員 【他力野淳氏
・一般社団法人キタ・マネジメント(地域DMO)事務局次長 【村中元氏


このお二人からお話される内容にご期待して頂ければと思いますが、ここではセミナー参加者が得られる3つのことと題しまして、このセミナーにあなたが参加されるべき理由を勝手ながら書いていきたいと思います~!


① “地域の宝(指定文化財など)の守り方”のヒントを得られる!

城泊は、地域のお城、櫓や城下町のお屋敷の活用を中心に、城下町に存在する歴史的資源の維持・保存を目的とし、地域のまちづくりに寄与する取組です!

「天守がないから自分の地域では取り組めない」
「地域の宝を商業目的で使うということは、地域の資源を壊すことに繋がらないか」といったご意見を頂くことがありますが、活用することそれ自体が目的ではないのです。

以下に、我々の城泊に関する考え方を記載していきます。

例:
「ご意見」
➡我々の考え方

A「天守がないから自分の地域では取り組めない」
➡“天守に泊まる=城泊”ではありません。
➡地域の城にまつわる歴史文化を体感してもらう“体験型宿泊コンテンツ”のことを城泊と呼んでいます。必ずしも天守とも限りません。櫓や二の丸御殿等城にまつわる建築物にて宿泊することです。

B「地域の宝を商業目的で使うということは、地域の資源を壊すことに繋がらないか」
➡城泊で得る収益は城等歴史的資源の維持などを目的として地域資源へ再投資することを推奨しています。
➡手を入れない活用の仕方やミニマムインタベーションを推奨しており、従来の姿に戻すことを前提に考えていくことが重要です。
➡城泊は、地域の城等歴史的資源を後世に残していくための手段としての活用の仕方ということです。

ただこれまでの城等歴史的資源では公開活用に留まっていることがほとんどであり、“体験型宿泊コンテンツ”"後世に残す手段"と聞いてもあまりイメージが湧かない方も多くいらっしゃると思います。

そのため今回のセミナーでは、全国でも数少ない城泊実践者である他力野氏・村中氏から愛媛県大洲市における城泊を題材として様々な取組をご紹介していただきます。
 
大洲の取組については、事前に知りたい方は、下のリンクからご覧ください、城郭ライター萩原さちこさんによるレポートを掲載しています。全3回に渡って濃い内容でお届けしています。


②官・民両面の視点から“地方創生の在り方”を知ることができる!


今回のセミナーでは自治体・民間事業者双方の視点をお伝えし、官民連携のあるべき姿をご紹介します。

特に城泊や観光まちづくりにおいては、公共と民間、双方の視点を以て進めていくことが肝要ですので、事業推進にあたっての"肝"を学ぶことができるのではないでしょうか。

具体的に申しますと、お城は自治体が所有・管理しているケースが多く、観光活用の整備を進める場合、自治体だけで全ての対応をすることは難しく、特に観光はビジネスですので、民間事業者とともに進める必要があります。他方で、どの民間事業者でも良いというわけではなく、【公共財】を利活用し、進めていくのが城泊ですので、文化財的な価値を既存しない、公共・まちづくりに理解のある事業者を選ぶことが肝要です。

当日は、次にあるような城泊の推進に係る重要なセッションを予定していますので、是非楽しみにしていてください。

<自治体側の話>
・城泊を決断した背景
・庁内の連携方法
・地域の目指す姿など

<民間事業者側の話>
・地域とのコミュニケーションの進め方
・民間事業者の役割
・城泊事業化の可能性など

今回のセミナーに参加することでそれぞれの基本的な考えるべきことや気を付けるべきことなどを吸収していただきたいと思っています。
城泊推進の検討材料となる情報を少しでも多くご紹介する予定なので、ぜひ参考にしてみてください。


③現地参加で実践者からリアルな声を聞ける・話せる!


今回のセミナーは、観光庁主催による現地参加可能な城泊セミナー(ウェブでも配信しており、ハイブリット開催となります)となっています!

観光庁では、歴史的資源を活用した観光まちづくりの取組を推進する一環で、一昨年の令和2年度から“城泊”の支援を開始しました。
今回で3回目を数える「城泊による歴史的資源の活用セミナー」ですが、過去2回行われたセミナーは新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響もあり、完全オンラインで開催されてきました。

今回は初の現地参加可能なセミナー開催となり、現地参加者の皆様には、リアルだからこそ実践者たちの熱量を感じていただくことができると確信しています。また、会場では時間の許す限り各地域における個別のお悩みについても質問を受け付け、時間の許す限りお答えする予定です。

業務やスケジュールの関係でオンライン参加せざるを得ない方もいらっしゃると思いますが、
城泊について少しでも興味のある方はぜひこの機会を逃さずに現地参加をおすすめします。

!!注意!!
今回のセミナーにおいても十分な感染症対策を講じた上で実施します。
現地参加は限定20名(先着順)です。
定員に達し次第、現地参加の募集は終了してしまいますので、その際はオンライン参加をお願いします。
また当日参加できない場合は、オンデマンド配信も予定しておりますので、事前にお申し込みをお願いします。

2.セミナー開催概要

■開催日時
7月29日13時30分~15時30分(13時現地開場)
■開催場所
現地会場:ホテルニューオータニ大阪18階サンセット会場(大阪市城見1丁目4番1)
オンライン会場:YouTube
■参加費
無料
■参加人数
現地会場:限定20名(先着順)
オンライン会場:限定100名(先着順)
■プログラム
①城泊等歴史的資源の活用について(観光庁観光資源課)
②城泊の取組トークセッション(バリューマネジメント株式会社他力野淳氏、一般社団法人キタ・マネジメント村中元氏)
③城泊専門家派遣事業について(事務局)
■お申し込み方法
下記URLよりお申し込みください

■問い合わせ先
ご不明点等ございましたら下記お問い合わせ窓口よりご連絡ください。

■その他、備考
・新型コロナウイルス感染拡大の状況によっては、現地参加を中止させていただく場合があります。
・発熱などの症状がある方は来場をご遠慮ください。
・感染予防のため、マスク着用の上、ご参加くださいませ。


3.さらに熱量の高いあなたへ!(これまでのセミナーアーカイブのご紹介)

昨年度開催された「城泊・寺泊による歴史的資源の活用セミナー」について少しだけご紹介します。

昨年度のセミナー配信会場となった大阪城西の丸庭園大阪迎賓館

令和2年度・令和3年度のセミナーアーカイブ動画はこちらのホームページにて公開されているので、じっくり内容を視聴したい方はこちらからご確認ください。

お城の活用を進める上でのステークホルダーとして、“決定権者となる地方自治体の市長・副市長”や“城泊準備に向けて実務を行うご担当者”もご登壇頂きました!専門家派遣の際に抱えていたそれぞれの立場における想いや悩みを話していただき、お城を所有している他の自治体の皆様にとって、納得する部分や驚く部分が様々あると思います。皆様の環境と照らし合わせてご覧いただくことで新たな発見があるかもしれません。

また全ての回で専門家から“歴史的資源を活用した観光まちづくり”に関する秘訣やポイントをご紹介いただきました。皆様の地域で往時の輝きを失いつつある歴史的資源を磨き上げる際にヒントとなる言葉をぜひ見つけてみてください。

4.“城泊”実施を具体的に検討されたい方へ


ここまで記事を読んでいただき、城泊の専門家派遣により、地域のかんこうまちづくりを前に進めたいと思っていらっしゃる方は、以下フォームよりお申し込みください。エントリーを行い、専門家と二人三脚で地域に新たな価値を宿し、地域をさらに盛り上げていきませんか。

ご応募お待ちしております。


本記事を読んで専門家派遣や城等歴史的資源の活用について興味を持った方やご相談のある方は、事業事務局までお問い合わせください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!