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【観光庁】城泊・寺泊に取組む地域募集。無料で?!専門家があなたの地域に向き合います!

みなさんこんにちは。
観光庁「令和3年度城泊・寺泊による歴史的資源の活用専門家派遣事業」の事務局です。

この記事はこんな人におすすめです!
地域のお城や寺社の活用に意欲がある方!
地域のお城や寺社の魅力をもっと多くの人に知ってもらいたい方!
城泊・寺泊の取り組み自体が面白そう!と思っている方
実際にお城やお寺を所有されている方が主な対象ですが、ご興味がある方向けにわかりやすく書きましたので、是非読んでいただきたいです! 

お城やお寺を後世に残すために体験できる文化財として活用を目指すのが、「城泊」・「寺泊」。なぜ、わざわざ観光庁が専門家を派遣してまで、取り組みを進めるのか。読み進めて頂ければわかりますよ〜〜!

専門家派遣事業?

専門家派遣事業とは、
お城で泊まる(以下、城泊)、お寺で泊まる(以下、寺泊)の開業に向けて、専門家と二人三脚で取り組みを前に進めていく事業です。

01_大洲入城

まだ何かよくわかりませんね・・・。具体的に何をするの?という疑問についてお答えしていきます。

ここまでやるんです! 専門家派遣。

観光庁は、本気です。無料でここまでやるんです!

1. 専門家があなたの地域に出張します!(オンラインも含む)
2. 城泊・寺泊の開業に向け、課題を解決します!
3. なんと!事業計画書作成までサポート!

詳しく見ていきましょう。

1. 専門家があなたの地域に出張します!(オンラインも含む)

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お城やお寺は、地域の「宝」であり、それを後世に残すために活用するというのが、城泊・寺泊です。そのため、ただ改装・改築・増築をすればいいというわけではなく、最低限の修繕により、「文化的価値を損なわない形」で活用していくことが重要です。

一般的なホテル開発・運営とは、そもそも目的が違います。城泊・寺泊の目的は、後世に残すことを前提に、観光を切り口に収益を上げ、まちの魅力を上げることです。日本では広く認知されていない取り組みであり、宿泊開始にあたり、情報・知見も多くないので、実際に城泊・寺泊を行っている専門家の方々の意見が重要となるのです。

では、本事業の専門家の皆様をご紹介します!この方々が、実際に地域を訪れ、地域や物件を見ながら、課題をヒアリングし、個別具体的にアドバイスをしてくださいます!結果として、地域の課題解決に繋がるんです。

城泊
・株式会社百戦錬磨 代表取締役社長 上山 康弘 氏
・バリューマネジメント株式会社 代表取締役 他力野 淳 氏
寺泊

・一般社団法人全国寺社観光協会 企画室長 和栗 隆史 氏
・株式会社シェアウィング 代表取締役 佐藤 真⾐ 氏 

04_専門家紹介_横並び

なんだか心強い味方を手に入れたようですよね。


2. 城泊・寺泊の開業に向け、課題を解決します!

実際にお城やお寺を所有されている方ですと、活用にあたり、様々な課題が存在していることはご存知だと思います。この専門家派遣事業では、専門家の方はもちろん、観光庁も全面バックアップをし、活用にあたっての課題解決に伴走させて頂きます。

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イメージがしにくいと思いますので、昨年度のやり取りの一幕を特別に少しだけお届けします!

■城の場合(自治体の観光課担当との一幕)
【課題】
「まちの観光が盛り上がりにかけていて、お城を城泊活用したいのですが、まだ合意形成取れていなくて・・・」
  ↓
【専門家アドバイス】
「まずは、保存を前提に活用していきたいという旨を正しく伝えていくため文化財課とも連携するために会議を開きましょう。そして、市長の意向を確認するために、一度ご相談にお伺いしましょう!」
「その後で、住民の方々の理解も重要ですので、シンポジウム開くなど地道に活用理解を促すようにしていきましょう。」
■寺の場合(住職さんとの一幕)
【課題】
「寺泊(宿坊)を始めたいけど、資金面が不安です・・・・。」
  ↓
【専門家アドバイス】
「まずは、どんな寺泊(宿坊)かをイメージして頂き、*事業計画書を作成してください!それを基に金融機関に相談に行くのか、自己資金でまかなえるのか、またはクラウドファンディング等を検討するか、次のアクションが生まれます。いずれにせよ、借入も視野に入れて、リスクを取る覚悟が必要です
「事業計画書は、まずは書ける部分から書きだしてみましょう!最初から完璧なものを作るとは考えず、考えている事業をアウトプットすることを目標に。作成する中で無理な部分やおかしなところがあれば適宜修正して進め、完成度を高めていくことが望ましいです。」
*事業計画書:どのように事業を運営するかの計画を書いたものです。以下、3. にてご説明しています!

といった形で、各地域の課題に沿った、深く具体的なところまで、アドバイスをしていきます。各地域、オンラインを合わせて、計3回程度打合せの機会があります。

3. なんと!事業計画書作成までサポート!

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さて、最終局面までやってきました。最終、城泊・寺泊の事業計画書の作成までサポートします!

城泊・寺泊において本当に大切なことは、まちの宝を保全するために、事業継続・活用していくことです。事業を継続・活用するということは、しっかりと収益を上げて、持続可能な形でビジネスをしていかなくてはなりません。それを実行していくために「城泊・寺泊をどうやって取り組むか」の設計書が、事業計画書の役割です。

もちろん、これも無料ですよ! ご安心ください。

03_平戸懐柔櫓

さて、ここまで読み進めて頂いた皆さんは、地域の宝であるお城や寺社を活用して、専門家のサポートを受けながら活用に取り組めば、活気づいた地域の未来が目に浮かびませんか? 

お金の準備は必要ない!?じゃあ何が必要?

結論からお伝えします。地域住民や事業関係者を巻き込み、地域の旗振り役となる「やる気」「勇気」です。

05_三井寺山伏体験

私たちがが目指す城泊・寺泊等の歴史的資源を活用した観光まちづくりは、独りではできません。城泊・寺泊に直接関係する人たちだけでなく、地域住民も巻き込んだ理解醸成・合意形成が必要です。そのため、地域を巻き込み、一体となって城泊・寺泊に取り組もう!という熱い想いが大切です。

06_高山善光寺写経

もっと知りたい!そんなあなたに今後の流れ。

最後に、実際にどのような流れで本事業が進んでいくのか、ご紹介します。お城やお寺を所有されてある皆さん、既に、支援地域のエントリーは開始しています。急いでください!!
また、城泊・寺泊が面白そう!と思っていただいている方は、「オンラインセミナー」の参加をおススメします!

【エントリー期間】
6月30日(水)~8月20日(金)17時必着

もう少し詳しく知りたい!という方は、ぜひオンラインセミナーにご参加ください。

【オンラインセミナー日程】
城泊 8月5日(木)午前の部:10:30~12:00 午後の部:13:30~15:00
寺泊 8月6日(金)午前の部:10:30~12:00 午後の部:13:30~15:00

※午前と午後の回で内容が異なるため、ご都合がよろしければ両方に参加することをお勧めします。セミナーについて詳しくはこちらをご覧ください。

【支援地域決定】
9月ごろを予定しています。支援地域は、城泊・寺泊合わせて合計10地域程度となりますので、応募者多数の場合は選定になります。

関連する情報をもっと知りたい!という方は、本事業の特設サイトもご確認ください。こちらの記事で少しでも興味がわいたという方は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。お問い合わせフォームはこちら。

ここまで読んでいただき、どうもありがとうございました!