観光庁「歴史的資源を活用した観光まちづくり」のnoteを始めました!
こんにちは。私たちは、観光庁「歴史的資源を活用した観光まちづくり」推進チームです。みなさん歴史的資源を活用した観光まちづくりという取り組みを知っていましたか?「初めて聞いたよ」という方も多いのではないでしょうか。
本noteでは、観光庁がどんな事業にどんな想いで取り組み、なぜnoteを始めようと思ったのか、どんな内容をnoteで発信していくのかをお届けしたいと思います。
何をしているのか
歴史的資源を活用した観光まちづくりとは、歴史的資源(お城やお寺、神社、古民家や酒蔵など)をホテルやレストラン等に活用することで、観光まちづくりという持続可能な形で波及させていく取り組みです。
じつは今、この歴史的資源を活用した観光まちづくりに取り組む熱い地域がたくさんあります。そんな地域では、お城やお寺に泊まれます。見出し画像のような、本当のお城にも泊まれるんです!
そんな取り組みを加速させるために、2021年は、大きく2つの柱で、観光まちづくりを推進しています。
1.城泊・寺泊による歴史的資源の活用
2.古民家等の歴史的資源を活用した観光まちづくり
1.城泊・寺泊による歴史的資源の活用
お城で泊まる、お寺で泊まることを推進しています。その背景には、構造的な課題があります。
城の課題:城は、自治体が所有していることが多く、地域の若年層の流出・労働人口減少による税金の保全の限界
寺の課題:お寺を支える檀家・氏子の減少により資金面の困窮、担い手の不足
そこで、観る文化財から「体験できる文化財」として活用することで、国内外の方々にも担い手として支えて頂きながら、まちの宝である文化財を後世に残す取り組みを行っています。
2.古民家等の歴史的資源を活用した観光まちづくり
歴史的建造物や古民家等の歴史的な街並みを保全していくために民間活用をし、観光を契機としたまちづくりに取り組んでいます。
歴史地区の再生は簡単なことではなく、空き家空きビル問題や木造建築の限界、担い手の不足など、構造的な課題を抱えています。だからこそ、今私たちが取組まなくてはならない理由があります。
歴史的資源は、一度失われたら、元には戻せないからです。
日本古来・地域固有の歴史的資源や文化、食、営み等の本質は、一度失われたら、もとに戻すことはできません。失われていくのをただ傍観するのではなく、観光という形で必要性を生み出していきたいと考えています。
私たちは、日本の歴史的・文化的資源を後世に残すため、国内外の上質な観光サービスを求める観光客へ価値を届けるため、日本の歴史的資源を活用した観光まちづくりの支援をしていきます。
わたしたちが目指すこと
歴史的価値の高い建築物・まちなみ・日本固有の文化を世代を超えて、残していきたい。
国内外問わずその場所に訪れた人が、地域・まちを好きになり、「つながり」続けたいと思うきっかけにしたい。
観光を契機に、地域の課題を解決し、地域が賑う「まちづくり」を支援していきたい。
そんな想いで日々取り組んでいます。世界から誇れる日本ならではの歴史・文化を正しく次の世代に託すため、観光まちづくりという持続可能な形で波及させていくことが、私たちが目指すゴールです。
さらに「明日の日本を支える観光ビジョン」に基づき、2030年に訪日外国人旅行消費額「15兆円」を達成するために、地域への誘客促進や滞在環境整備を行うことで、観光消費額のさらなる向上も目指しています。
なぜ、noteを始めたか
純粋に、この取組を色々な方に知ってもらいたいというその一心で、noteを始めることにしました。
皆さんがきっと日頃聞くことが多い、地方創生・地域活性化・サステナブル・SDGsといった言葉を、体現しているのがこの取組です。
このnoteを目指すところは、地域の観光を担い、観光まちづくりの情報やひとが集まる歴まちのプラットフォームです。
歴史的資源を活用した観光まちづくりを取組む省庁・自治体・民間企業・地域住民・DMO・地域協議会の皆さんと一緒に、このnoteを育み、多様な方々が集う場所を目指していきたいと思っています。
何をお届けするか
歴史的資源の活用や観光にまつわる、ネットには載っていない、ここだけの話を掲載していく予定です!
この取組を面白そうだなと思ってくれたみなさんには、
・地方創生の最前線、いま熱い地域をお届け。
・観光まちづくりのパイオニアのインタビュー。
・観光まちづくりのビジネスモデル?!
・お城・お寺で泊まるって?!
といったコンテンツをお届けしていきます。
自治体・地域・城寺関係者のみなさまには、
・観光庁が発信している情報の紹介
・本チームが取組む事業のお役立ち情報
・先行事例紹介
・ファイナンスや事業スキーム等の事業設計
といったお役に立てるような情報をお届けしたいと思っています。
コンテンツは、基本的には観光庁の職員と、事業を運営する事務局メンバーでお届けしていきます!
また、自治体の皆様のnoteもどんどんシェアさせて頂きたいので、このnoteを一緒に共創してもらえるとうれしいです。
これからよろしくお願いします!